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男の妊活

望まない妊娠

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人工中絶手術

先日、仲の良い友人から、電話で妊娠の報告を受けました。

 

しかし、「おめでとう」と言える妊娠ではありません。

詳しい理由はプライベートなことなのでここに書くことはできませんが、彼女は、望まない妊娠をしていました。

電話口から聞こえてくるのは、妊娠に対する絶望と今後に対する不安ばかり。

冒頭から涙まじりで、抑揚のない口調で、滔々と話し続けていました。

私の他にも仲の良い友人が何人かいるので、彼らにも同じ話をしたのでしょう。

話の内容は暗く絶望に満ちている割には整然としていて、妙な違和感を感じました。

私がどうこう言えるわけもなく、ただただ相づちを打ちながら話を聞いていましたが、話の最後に彼女の口から、「堕ろすつもり。中絶手術。」という言葉が出てきたときには、絶句してしまいました。

妻が妊娠してからこれまで、ただただ妻の妊娠が嬉しくて、自分の子どもが生まれてくることが嬉しくてたまらないままここまできたので、世の中には妊娠を喜べない、それどころか絶望を感じる人がいることを聞いて愕然としました。

望まない妊娠をする人がいることを知らなかったわけではありませんが、どこか他人事だと思っていました。

それが今回、妊娠に絶望した人が身近に現れたことで急に現実となって襲ってきた感じです。

 

友人からの電話が終わった後、しばらくは思考が停止していました。

女性からの電話ということで、私の近くで怪訝そうに電話のやり取りを聞いていた妻から、何度も何の話だったのかと聞かれましたが、なかなか上手く説明できませんでした。

話して良いものかどうかも迷いましたが、結局、私自身、抱えきれなかったこともあって全て話しました。

私の話を聞いた妻は、「私の国では良くあることだよ。」とさらっと言っていましたが、表情は暗く、「日本でもあるんだねえ。」とつぶやきました。

それから、「(友人は)大変だと思うけど、おなかの赤ちゃんがね。せっかく命が芽生えたのに、誰からも祝福されないって悲しいねえ。」

しばらく、2人揃って表現しづらい気持ちで過ごしました。

 

友人に起きたことはあくまで他人事、他人の身に起きたこと、それは間違いありませんし、妻にも私にもどうすることもできないことも分かりきった事実です。

ただ、じゃあだからといって聞き流すことはできませんでした。

 

私は、嫌なことやストレスが溜まると、とにかくテレビを見たりネットをしたり雑誌を読みあさったりして、頭の中を情報でいっぱいにするのですが、今回は、ひたすら音楽とラジオを聞きながら、深夜までスマートフォンのゲームをし続けました。

そのおかげとというか何というか、気持ちの切り替えはできましたが、まだもやっとしたものが心の片隅に残っています。

妻も、普段と変わらない様子ですが、ふとしたときには今回のことを思い出しているようです。

しばらくは、子どもの話が減りそうな気がします。

 

枚方あき

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コメント

  1. 望まない妊娠をした女性の為の情報サイトを管理しています。
    今回うちのサイトの掲示板に貴ブログのリンクが貼られていたので、こちらの記事を拝見しました。

    今、日本の自治体の多くで、望まない妊娠をした女性の為の専用相談窓口が開設されています。
    自分で育てられなくても、養子縁組支援団体では、たくさんのご夫婦が赤ちゃんを待っています。

    もしできるなら、その「望まない妊娠をした知人」さんに、
    何の知識もない友人知人に相談するのではなく、
    専用の相談窓口に相談するようお伝え下さい。

    自分1人で考えているだけでは中絶しか道がないように思えても、専門家に相談する事で道が開ける事もあります。

    それともう一つ。

    人工妊娠中絶についての記事を掲載するのであれば、それ以外の道についての情報も記載してください。

    今は無理でも数年後なら、という事なら、国の里親制度を利用する事で解決します。

    ずっと育てられないなら、養子に出すという方法もあります。

    そうした事を、もう少しお考え頂ければ、と思います。

      • akihirakata
      • 2014年 8月 02日

      まーさん、こんばんは。
      コメントをありがとうございます。

      友人は、自治体かどうかは分かりませんが、中絶についての相談をしたと言っていました。
      ただ、そこの相談員?(電話で相談したと言っていました。)の対応が事務的だったことにショックを受けて、女性の友人に相談していたようです。
      確かに、専門家に相談することは大切だと思いますが、私の友人の場合、相談して道を開きたいというより、すでに自分で決断をしていて、気持ちを整理したくて話してきた可能性が高いと感じたので、私の方で専門家や医師への相談は勧めていません。
      人工中絶手術以外の道については、友人の場合、産むという道を当初は考えてはいたようですが、産んだ後は自力で育てるという選択肢しかなかった気がします。
      養子や里親制度の利用という発想はなかったと思います。
      上述のとおり、友人はおそらく今後どうするかの決断をしているので、私の方で今から養子や里親制度の利用を伝えることは考えていませんが、そういう選択肢もあるのだということは、このブログでは何らかの形で伝えてみたいと思います。

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