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男の妊活

「奥さんを甘やかし過ぎない方が良いよ。」

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「奥さんを甘やかし過ぎない方が良いよ。」

「つわり?そんなんすぐ済むって。つわり抱えて働いてる女性だってたくさんいるし。奥さんを甘やかし過ぎない方が良いよ。」

 

職場で妻の体調を相談していたところ、同僚の女性からこんな言葉をかけられました。

彼女は、働きながら20代で3人の子供を出産した猛者です。

妊娠後もずっと働き続け、休みを取ったのは産前産後だけだったと思います。

妻が妊娠する前は、「合計特殊出生率を上げてるねえ。」くらいにしか思いませんでしたが、妻の辛さを目の当たりにしている今となると、猛者としか言えません。

そんな彼女の冒頭の一言。

 

確かに、彼女は、つわりをはじめ、妊娠に伴う体の不調や辛さなんてまるで感じさせないくらいいつもパワフルに仕事をこなしていました。

バリバリ仕事をこなし、育児もご主人と協力しながら全力で取り組んでいる感じがしますし、なにより、家事も育児も楽しんでいるというか、充実感を感じているように見えます。

 

そんな彼女、聞いてみると、妊娠中、身体が辛くなかったかわけではなく、それこそ吐いて倒れそうな時期もあったようです。

ただ、「体調が悪い時は人並みにはあったと思うけど、仕事でも家事でもやらないといけないことははっきりしていたし、それを他人に任せる気にはならなかった。自分がやらないといけないという気持ちがあったから、辛さは耐え抜いて毎日這うように出勤していた。」と言っていました。

だからこそ、家でグッタリしている妻の話を聞いて、甘いと感じたのかもしれません。

同じ女性なのに、ズバズバ言うなあと思って聞いていましたが、彼女なりの信念があってのことだと思うので、無下に「うちの妻はあなたとは違う。」と聞き流せませんでした。


ただ、だから妻にもっと厳しくしようとか、「同僚にこんな人がいるんだから、もっとがんばってよ。」という気は起こりませんでした。

妻は、かつてないくらいしんどい思いをして苦しんでいるのは間違いないですし、甘い厳しい、辛い辛くないなどの基準は人それぞれで、妊娠についての考え方や対応もそれぞれですから、パートナーで話し合って決めれば良いと思います。

他人の基準を家庭に持ち込んでも、何の役にも立たない気がしますし、妻には「うちはうちでしょ。」って一蹴される気がします。

 

それでも彼女の言葉が耳に残ったのは、やはり、「こういう考え方をする女性もいるんだな。」という新鮮さがあったからです。

そして、彼女と同じような考え方を持った女性がこれからたくさん現れると、今、会社で問題になっている、女性が管理職になりたがらないという問題なんて、軽く解消されるのではないかと思ったからでもあります。

今のところ、彼女のような意見を持っていて、それをはっきり表明する女性を他には知りませんが、出てきくると頼もしいなという気はします。

 

枚方あき

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